2011年01月27日

「小学校英語の教育法―理論と実践」- アレン玉井 光江 (著)

まだレビューは2件しかありませんが、「小学校英語の教育法―理論と実践」は、実践だけでなく、理論やデータに基づいた内容が評価されています。84%のページ訪問者が購入されている…ということは英語ノートからのチラ見ではない…。


小学校英語の教育法―理論と実践
アレン玉井 光江 (著)


著者のアレン・玉井光江氏は、アメリカのノートルダム大学でB.A. in Englishを取得後、サンフランシスコ州立大学英語研究科でM.A. in TESL/TEFLを取得。その後テンプル大学で教育学博士号(Doctor of Education)を取得。

そして、同書が刊行された時点(2010年1月)での情報ですが、千葉大学教育学部および同教育学研究科教授。専門は幼児・児童英語教育と第二言語習得。小学校英語教育学会理事。

外国語習得に関する理論に触れながら、具体的な教授法等について説明しています。理論は外国語教育経験が長い地域でのデータがベースとなるので、語学教育には大事ですね。

ふたりめのレビュアーの方が、高く評価しながらも、「…英語教育関連の基礎知識がない大学生や小学校教員が自分ひとりで読んで納得する本ではないかもしれない」と書かれているので、ALTをリードする学級担任というより、英語教育者としてある程度訓練を受けた方向きととられる内容があるのかもしれません。実践歴があまりない小学校の場合はDVD等で補完する必要があるかも…。

アマゾンの在庫は現時点で3点がく〜(落胆した顔)。中古は無い模様。検索していると、このような在庫薄のパターンが多いのですが、ちょっと心配。購入率がわかってから増刷するつもりなのでしょうか。


ちなみに、レビュー1件とはいえ、実際に英語ノートで実践してきた先生方の執筆されたものをまとめたという、「21年度から取り組む小学校英語―全面実施までにこれだけは (「新学習指導要領」実践の手引き (4)」が、2008年刊行とはいえ購入率45%というのは何故だろうと思ったら、小学校管理職の先生方のために書かれているのでした。

購入率が低い場合、英語ノートを買うついでで立ち寄っただけ、という感じがします。



posted by chihointokyo at 01:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 英語教材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月25日

厄介な和訳文法用語 - 「不定詞」

先の投稿でとりあげた、長沢寿夫氏のとことんわかりやすく解説した中学3年分の英語、最初はこれだけ具体的に説明してあるのに何故、レビューで星2つにするほど初心者が混乱するのか解らなかったのですが、ひとつは「不定詞について」の章ではないかと思います。

中学英語は量が大したことはないので、教え方さえよければ全部理解できるはずだと思うのですが、よく考えたら私も1年生の時、途中で混乱して投げ出したことがあったのを思い出しました。たぶん不定詞という文法用語の指す範囲があやふやになり嫌気がさしたような…もうやだ〜(悲しい顔)

で、長沢氏の本をパラパラめくっていて、章のタイトルと「不定詞」でひっかかりました。動詞や名詞、形容詞なら日本語にも存在するし、英語の助動詞や前置詞は数が限られているから最初にはっきり例が出てくる。(長沢氏は不定詞以外でも定義は学習済みと仮定して説明を開始されているところが見受けられますが。)

「〜詞」というものは、通常、文中で「これ手(パー)」と単独で指させるぐらい見分けがつくわけです。関係代名詞だって、「whose」の意味で「of which」と言うような例外を除けば、ここ、と一語で解ります。

なのに、「不定詞について」の章の一番最初、「不定詞とは、定まらないという意味だと考えて下さい」と始まる。(そしていきなり不定詞以外の例を説明前に並べるwがく〜(落胆した顔)。)次の節では「動詞が2つ」という合言葉を覚えておいてくださいあせあせ(飛び散る汗)

だからどういう語法なのかは読めば解ります。でも最後まではっきりしないのが、どれとどれが(あるいはどこからどこまでが)「不定」と呼ぶのか。なぜそうくくるのかたらーっ(汗)

不定詞という訳語が悪いのですちっ(怒った顔)。「不定詞」と訳されて定着してしまった"The Infinitive"は、動詞の(主にToと一緒に使う)いくつかの語形です。そして、@副詞的、A形容詞的、B名詞的、3つの用法があります。

その中で最初に取り上げられるのが、「To + 動詞」の組合せで、他は省略形か例外と見做すこともできます。用法によっては修飾語句まで含めてイタリックや下線で強調して書かれているので、とても「不定詞の『詞』がどこか」なんてわかりません。そこ全部が動詞の不定「語法」なわけです。

語学教育の歴史のもつ意味Aでとりあげた、江川康一郎氏訳注の、実例英文法(A.J.トムソン/A.V.マーティネット著)では、文法用語の原文も記載されています。動詞ならVerbs、名詞ならNouns、接続詞ならConjunctions... 数えられる語、すなわち「ここ」と指させるものは複数形で書かれています。

が、「条件法」の原語はThe Conditional、「仮定法」ならThe Subjunctive。語法、用法はTheと名詞扱いの形容詞(または一般名詞の単数形)の組合せです。「The Infinitive」もこっちの仲間だと思いませんか。

「〜詞」と訳されているのにそれを指す複数形の名詞ではないのは、動名詞(The Gerund)と不定詞だけ。動名詞は日本語で読んでもどういったものかすぐ想像できますが、不定詞となるとわからんw。わかっても気持ちわるい〜ちっ(怒った顔)

なぜ「不定(Infinite)」かというと、主語が来たら必ずこの形(「He is」とか「We thought」とか)と定まっている語法に比べて、使う目的によって原形のままだったり、とルールが変わるから。

数は限られてるので、意味と一緒にサンプル英文を憶えてしまえばいいだけです。文法が無意味だとは言いませんが、日本語の説明や和訳文法用語が変だと思ったら、とにかく意味を理解しながら読む量をこなすほうが大事です。

最近の教科書には注意書きが増えたようですが、文法を重視しすぎるから、
I have been to Canada. (私はカナダに行ったことがある。)を、
I have gone to Canada. (私はカナダに行ってしまった→今ここに居ない→慣用フレーズとしては、一人称では有り得ない!←でも「文法」としては合っている…)

などという間違いを犯します。

更に困るのが、例えば、"should have done"(すべきだった)と"must have done"(〜したに違いない)。使用頻度の高い慣用句を重視すれば間違わないはずが、「助動詞」の意味を一旦考える癖がついてしまうと混乱します。

試験問題では「以下の空欄に該当する関係代名詞を入れよ」などと書かれていたりしますが、文法用語を使わず質問できないのかと思います。問題を作った側は正解を限定したいのでしょうが、いちいち「これは何用法の何々詞だったっけ」などという思考回路が出来上がっては困ります。

高校時代に試験暗記用として「No more than, Not more than, No less than, Not less than,たった、せいぜい、も、少なくとも」を教えられ、嫌な予感がしながらもたまたま自動暗記してしまったのですが、未だにそのうちどれかを読んだり使ったりするとき、この4フレーズ全文セットが浮かんできてしまいます。

もっと大事なのは、Notの代わりにNoが使われる時というのは、更に意味を強調しようとしている、というその感覚であって、文を読みながら自然に感じ取ったり、無意識に書けるようになることです。

で、ブログタイトルから大いに逸れてしまいつつあるのですがあせあせ(飛び散る汗)、やはり数。それも、通じるリズムでの数。日本語訛りがあっても最大公約数的イントネーションが通じればいいので、英語で生活している人たちから学べばいいわけですねわーい(嬉しい顔)

今ならネイティブの知合いが居なくても、字幕スーパー付きの映画・ドラマのDVDや、無料サービスの英会話のサイトがあるので、テレビやラジオやカセットテープしかなかった頃より楽しみながら学習できます。

(ERやアグリー・ベティはお勧め。一般人の生活やその時々で社会問題になっていることを固有名詞満載でとりあげるので。それに、登場人物の出身地の訛りをそのまま使わせるので。ERは初期バージョンのレンタル化が遅れていたせいか、シーズン1の頃のだとDVD1枚で裏表4話もついてきてお得です♪)


posted by chihointokyo at 03:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 英文法 教材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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